近年、床下にエアコンを設置する地域工務店や設計事務所が増えてきています。そのほとんどの導入事例は経験則だけに頼り切ったもので、効果が今ひとつであったり、過剰な断熱性能ありきで効果が補完されているものです。住宅は規模も形状も一棟一棟異なるため、経験だけでは気流と熱の移動を読み切れません。計画・シミュレーション(予測)・検証・実施を繰り返し、データを蓄積して開発に活かすことで初めて理想な温熱環境をつくり出せるのです。
パッシブ冷暖は、ただの冷暖房設備とは捉えていません。現在は、当社を核に全国の温熱環境に見識が深い工務店がネットワークを組んで展開し、各地域の実績を新たな開発として活かしながら進化し続けるシステムと言っても過言ではありません。
《一般的な床下エアコン》
一方向きから吹き出した暖冷気は床下に滞留し、やがて渦を巻く現象がおきます。よって、一部に暖冷気が留まり部屋ごとに温度ムラが起きやすくなります。
《パッシブ冷暖》
各部屋に暖冷気を届けるために、必要な部分にダクトや採風板を設置します。そうすることで床下全体に暖冷気を行き渡らせることが可能となります。

小さなエネルギーの空調機器で
快適な暖涼感を得ることができる


省エネ効果の高いエアコンを使用することで
光熱費を抑えることができる


コストに合わせて
部分的空調または全館空調を選ぶことができる


一般の家庭用エアコンを使用しているので
お手入れも簡単

冷暖房設備
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快適性
|
省エネ性 [光熱費] |
導入費
|
Passive冷暖
|
○
|
○
|
50万~
|
部屋ごとのエアコン [パッシブデザイン無しの家] |
△
|
○ |
25万~
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床暖房+部屋ごとのエアコン
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○ |
× | 70万~ |
ファンヒーター+部屋ごとのエアコン
|
△
|
△
|
30万~ |
全館空調システム
|
○
|
×
|
125万~ |

1. 適正価格で冷暖房に対応。部分間欠冷暖房にも転用可能
2. 質の高い快適性の獲得。対流と輻射の冷暖房方式で頭寒足熱。
3. 光熱費が低価格。(年間4~5万円※2014年試算)
4. 乾燥しすぎず、肌がカサカサしない。
5. 冬、朝起きるときに寒さを感じない。
6. 安定した室温により、寝付きがよくなり熟睡できる。
7. メンテナンスは通常のエアコンと同じでお手軽。
8. 機器の交換もエアコンの変更のみでお手軽。

一戸建ての新築住宅はもちろんのこと、一戸建て新築住宅以外にも様々な住環境に対応が可能です。ただし、きちんとパッシブデザインを行い、室内環境を整えた建物に設置することが大前提です。

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